合板加工ブログ

有孔ボードの取り付け方|石膏ボード・木下地・コンクリート壁別に解説

2026-07-29
石膏ボード・木下地・コンクリート壁への有孔ボードの取り付け方を比較したイメージ
有孔ボードの取り付け方は「壁の表面」だけでなく、その奥にある下地と、掛ける物の重さによって選ぶ必要があります。
木下地へビスで固定できる場合は安定させやすく、石膏ボードへ取り付ける場合は専用部材が必要です。コンクリート壁では、壁に合うアンカーや施工工具を選ばなければなりません。収納用フックを使う場合は、有孔ボードの裏側にフックの差し込み部分が入る空間も必要です。

まず確認したい5つのポイント

  1. 壁が石膏ボード・木質壁・コンクリートのどれか
  2. 壁の内側に柱・間柱・合板などの下地があるか
  3. 有孔ボードの材質・厚み・外寸
  4. フックや棚に掛ける物のおおよその重量
  5. 賃貸住宅や管理物件で穴あけが認められているか

壁を軽く叩いた音だけでは、下地の位置や壁材を正確に判断できないことがあります。下地探し器や図面を利用し、不明な場合は施工業者や建物の管理者へ確認してください。配線・配管がある場所への穴あけにも注意が必要です。

フックを使うなら壁とのすき間が必要

有孔ボード用フックは、先端や折り返し部分を穴の裏側へ差し込んで使用します。そのため、収納やディスプレイ用途では、有孔ボードを壁へ直貼りせず、ボードの裏面から壁まで約15mmのすき間を設けることが必要になります。

吸音目的で壁へ直貼りする施工と、フックを使うために浮かせて取り付ける施工は考え方が異なります。この記事では、主に収納・ディスプレイ用の取り付け方をメインにご案内します。

壁別の取り付け方

1.石膏ボード壁

石膏ボードは、一般的な木ネジをそのまま締めても保持しにくい壁材です。柱や間柱の位置へ固定できる場合は、下地まで届く適切なビスを使用します。下地が使えない場所へ軽量な有孔ボードを設置する場合は、石膏ボード用のピン固定式部材を検討します。

株式会社アサヒでは、石膏ボードへの取り付けに対応した有孔ボード取付部材「AD-M」「AD-L」をご案内しています。細いピンを使うため跡は比較的小さく抑えられますが、穴がまったく残らないわけではありません。壁の厚み・劣化・取付箇所数・ボードサイズ・掛ける物によって適否が変わるため、重量物や棚を使用する場合は下地固定をおすすめします。

2.木下地のある壁

柱・間柱・構造用合板など、ビスを効かせられる木下地がある場合は、下地へ固定する方法が基本です。設置位置を決めたら下地の位置を確認し、水平を見ながら取付金物や胴縁を固定します。

弊社の有孔ボード取付金物「AS-P」は、壁とのすき間を確保しながら有孔ボードを固定するための金物です。設置には電動工具と壁面下地が必要です。使用するビスの長さや固定箇所数は、壁の構成、有孔ボードの大きさ、使用目的に合わせて選んでください。

3.コンクリート壁

コンクリート壁では、一般的な木ネジや石膏ボード用ピンは使用できません。壁の状態と荷重に合うコンクリート用ビス・アンカーを施工し、スペーサーや胴縁などで有孔ボードの裏側に必要な空間をつくります。

鉄筋や配線・配管を避ける必要があり、コンクリートとブロックでも適した固定方法が異なります。専用ドリルが必要になる場合もあるため、判断が難しい場合や店舗・施設への施工は専門業者へご相談ください。AS-Pや石膏ボード用取付部材を、下地確認なしでコンクリート壁へ使用することはできません。

アサヒの取付金物・取付部材

有孔ボード取付金物AS-P 有孔ボード取付金物 AS-P
木下地へビスで固定し、フックに必要な壁とのすき間を確保したい場合の取付金物です。
石膏ボード用の有孔ボード取付部材AD-M・AD-L 有孔ボード取付部材 AD-M・AD-L
石膏ボードへピンで取り付けたい場合の部材です。ボードのサイズや用途に合うセットをご確認ください。

取り付けの基本手順

  1. 用途を決める:掛ける物、フックや棚の種類、おおよその重量を整理します。
  2. 壁と下地を確認する:壁材、下地の種類・位置、配線や配管の有無を調べます。
  3. 設置位置を決める:ボードを仮当てし、水平器で位置を確認します。
  4. 取付部材を固定する:壁材に合う部材を、製品の取扱説明に従って取り付けます。
  5. ボードを固定して点検する:がたつきや傾きがないか確認し、軽い物から掛けます。
注意:耐荷重は、有孔ボードだけでなく、壁材、下地、取付部材、固定箇所数、フックの種類によって変わります。取付部材に表示された範囲内でも、荷重を一か所へ集中させないようにしてください。定期的に緩み・変形・壁面の傷みを確認しましょう。

よくある質問

Q.石膏ボードに直接ビスを打ってもよいですか?
A.一般的な木ネジだけでは十分に保持できない場合があります。木下地へ固定するか、用途に合う石膏ボード用取付部材を選んでください。
Q.賃貸住宅でも取り付けできますか?
A.ピン固定式部材は跡を小さく抑えやすい方法ですが、穴は残ります。賃貸借契約や管理会社のルールを確認してから施工してください。
Q.有孔ボードは壁へ直貼りできますか?
A.直貼り自体が使われる施工もありますが、収納用フックを使う場合は裏側に約15mmのすき間が必要です。
Q.どの取付部材を選べばよいか分かりません。
A.壁の写真、壁材と下地の情報、有孔ボードの材質・厚み・サイズ、掛けたい物をお知らせください。用途に合わせて確認いたします。

まとめ

有孔ボードを取り付けるときは、石膏ボード・木下地・コンクリート壁の違いを確認し、それぞれに適した固定方法を選ぶことが大切です。特に収納やディスプレイでフックを使用する場合は、壁とのすき間も忘れずに計画しましょう。

愛知県あま市七宝町の株式会社アサヒでは、有孔ボードの材質・厚み・サイズ・穴径・穴ピッチに加え、AS-Pや石膏ボード用取付部材、各種フックもご案内しています。取り付け方に迷う場合は、設置する壁の情報と使用目的を添えてお気軽にお問い合わせください。

壁の種類・ボードサイズ・掛けたい物をお知らせいただくと、確認がスムーズです。

有孔ボードの取り付けについて相談する

担当:中村

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