合板加工ブログ

有孔ボードの耐荷重は何kg?重い物を掛けるときの固定方法と注意点

2026-08-03

有孔ボードの耐荷重を一律に「何kgまで」と表すことはできません。
実際に掛けられる重さは、ボードの材質や厚みだけでなく、壁の下地、取付金物、固定箇所数、フックの種類、荷重の掛かり方によって変わります。重い物を掛けたい場合は、ボード単体の強度よりも「壁へどのように固定するか」を重視することが大切になります。

有孔ボードの耐荷重が一律ではない理由

有孔ボードは、板・フック・取付部材・壁が組み合わさって収納として機能します。そのため、どれか一つの数値だけで安全に使える重さを判断することはできません。主に次の条件を確認します。

確認項目 耐荷重に関係するポイント
ボード本体材質、厚み、サイズ、穴の周囲の状態、反りや劣化
壁・下地木下地、石膏ボード、コンクリートなど壁の構成と下地の位置
取付部材金物・ビス・アンカーの種類、固定箇所数
フック・棚金具対応する穴径・穴ピッチ・板厚、形状、製品ごとの使用条件
掛け方一点への集中、棚の出幅、物の揺れ、日常的な掛け外し
フックの耐荷重=壁面収納全体の耐荷重ではありません
フックに数値が表示されていても、ボードや壁面の固定がその荷重に対応できるとは限りません。また、複数のフックを使った場合も、表示値を単純に足し算してよいとは限らないため注意が必要です。

重い物ほど「下地への固定」が重要

木下地がある壁

柱・間柱・構造用合板など、ビスを効かせられる木下地がある場合は、取付金物を下地へ固定する方法が基本です。株式会社アサヒの有孔ボード取付金物「AS-P」は、木下地へビスで固定し、フックに必要な壁とのすき間を確保するための金物です。設置には電動工具と壁面下地が必要になります。

石膏ボード壁

石膏ボードは、一般的な木ネジをそのまま締めても保持しにくい壁材です。軽量な有孔ボードと軽い小物には、石膏ボード用のピン固定式部材を検討できます。弊社では「AD-M」「AD-L」をご案内していますが、ボードサイズや掛ける物、壁の状態によって適否が変わります。棚や重量物を使用する場合は、柱・間柱などの下地へ固定する方法をおすすめします。

コンクリート壁

コンクリート壁では、壁の状態と荷重に合うコンクリート用ビスやアンカーが必要です。鉄筋・配線・配管を避け、スペーサーや胴縁でボード裏に空間をつくります。専用工具が必要になる場合もあるため、判断が難しい場合や店舗・施設への施工は専門業者へご相談ください。

有孔ボード取付金物AS-P 有孔ボード取付金物 AS-P
木下地へ固定し、壁とのすき間を確保する取付金物です。
石膏ボード用有孔ボード取付部材AD-M・AD-L 有孔ボード取付部材 AD-M・AD-L
石膏ボードへピンで取り付ける場合の部材です。

重い物を掛ける前の7つの確認ポイント

  1. 収納物の総重量を確認する
    容器や棚板、収納後に増える中身の重さも含めて考えます。
  2. 壁材と下地の位置を確認する
    下地探し器や図面を利用し、配線・配管にも注意します。
  3. ボードとフックの適合を確認する
    穴径、穴ピッチ、板厚、壁とのすき間を確認します。
  4. 荷重を一か所へ集中させない
    重い物を中央の一つのフックだけに掛けず、配置を分散します。
  5. 出幅の大きい棚や長いフックに注意する
    同じ重さでも、壁から離れるほどボードを手前へ引く力が大きくなります。
  6. 軽い物から試し、異常がないか確認する
    がたつき、傾き、穴の変形、壁面の傷みがないか確認します。
  7. 定期的に点検する
    ビスや金物の緩み、ボードの反り・割れ、フックの変形を確認します。
重量物は有孔ボードだけで支えない選択も大切です
大型工具、重量のある家電、大きな鉢、落下するとけがにつながる物などは、下地へ直接固定した棚や専用金物、床置き収納など、別の支持方法を検討してください。人の体重を支える用途や安全器具の固定には使用しないでください。

よくある質問

Q.厚い有孔ボードなら重い物を掛けられますか?
A.厚みは強度に関係しますが、厚いだけで安全とは限りません。壁の下地、取付部材、固定箇所数、フックの適合まで含めて確認してください。
Q.AS-Pは何個使えばよいですか?
A.3×6サイズに対して6個、4×8サイズに対して8~10個が推奨となります。ご不安な場合は用途と設置条件をお知らせください。
Q.石膏ボードに重い物を掛けられますか?
A.石膏ボード用部材が使える場合もありますが、棚や重量物は柱・間柱などの下地へ固定する方法をおすすめします。
Q.有孔ボードは壁へ直貼りできますか?
A.収納用フックを使う場合は、フックの差し込み部分が入るように、ボード裏面から壁まで15mm以上のすき間が必要になります。

まとめ

有孔ボードの耐荷重は「何kg」と一律には決まりません。特に重い物を掛ける場合は、ボードの厚みだけで判断せず、壁の下地へ適切に固定し、フックや棚金具の適合、荷重の分散、定期点検まで含めて考えることが大切です。

愛知県あま市七宝町の株式会社アサヒでは、有孔ボードの材質・厚み・サイズ、有孔加工、取付金物、フックについてご案内しています。お問い合わせの際は、設置する壁の種類と下地、ボードサイズ、掛けたい物とおおよその重量をお知らせください。

サイズ・材質・取付方法についてお気軽にご相談ください

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担当:中村

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